東京港野鳥公園
東京港野鳥公園は家から比較的近い場所にある。
春になると北へ帰ってしまう渡り鳥たちもいるので、今のうちに行って来ようと、3月のある晴れた日に思い立った。
自転車で行ける距離なのだが、あいにく我が家の問題児さんが私の自転車を撤去させたきり。買ったばかりなのに区の施設に外泊中である。
仕方ない。タクシーで行こう。
そう思って止めたタクシーが大ハズレだった。音声反応付カーナビを載せた運転手が、この辺りは不案内だという。東京港野鳥公園で調べればいいのに最寄のモノレール駅で調べられた。東京港野鳥公園まで連れていってくれればいいのに、曲がる箇所を通り過ごしてしまったからとモノレール駅前で降ろされてしまった。
おいおい。なんてやる気のない、なんて不親切なドライバーに当たってしまったのか。
気をとりなおして公園の方向に見当をつけながら、道を間違えながら、(タクシーに乗った意味がないよな)と憤然としながら歩いていくと、橋のタモトでオヒヨさんに遭遇した。
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白い花とヒヨドリ
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ヒヨドリにしては珍しく物憂げなひとみ・・・。
いつも勝気に自己主張を繰り返してはいるが、たまには物思いに沈みたいときもあるのだろう。春に咲く名もない花に語りかけながら我が身を振り返っているのかもしれない。
先ほどのタクシー運転手への怒りはまだ消えないが、おひよさんのいつにない内省を思うと、少し心が和んだ。
憤懣をエナジーにしてようやく辿り着いた野鳥公園。入場前に既にトリたちを見つけて和んでいたら、不審な男性に声をかけられた。
お客様とか何とかと聞こえた。
(は?)
何だか挙動不審だが危なそうではない。きっとどこかの野鳥の会のメンバーと間違えているのだろう。私はピンなのに。
「人違いだと思いますよ。」
穏やかに言って入場門へと向かう。
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園内のモクレン
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何だかのどかな田園風景の中、ムクドリを発見。ムクドリは南の一部を除き、日本全国各地に生息する鳥。きっと子供の頃から身近に存在していたに違いないのに、今頃になって目を向けることになるとは不思議だ。
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ムクドリ
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ムクドリの群れ
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縦に三羽
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横に三羽
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田園ガラス発見。近辺にはハシブトガラスの巣があるそうだ。
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トカゲを食べている
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山ガラス
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観察小屋から見られる静かな池に、カルガモの親子がシンシンと泳いでいた。
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池は親子の貸切状態
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