葛西臨海公園
海沿いは強風が吹き荒れていた。風が強過ぎてカモメもうまく飛べない。
ただし、雲すら寄せ付けない強風なので、真上の空はほぼ青一色だった。
冷たい風が吹くと涙が止まらなくなる私は、何か悲しいことでもあったかのように時折涙をぬぐいながら歩いた。全然悲しくもないのに、むしろ次の鳥の期待にわくわくすらしているのに、泣きながら歩いている自分が同情を引こうとしている人みたいですごく嫌で仕方なかった。
屋形船
西の渚に渡ってみた。『首都圏の野鳥』に掲載されていた海鳥の群れを探す。
確かに沖のほうに夥しい数の鳥が漂ってはいるが、あまりに遠すぎて何の群れなのかはわからない。非常に残念だ。
かなり広い範囲を歩き回ってみたが、鳥の群れはどこからでも遠く、飛び立ちもせず、ただ波間にぷかぷかと漂っているだけであった。
人工島から見える漂う海鳥たち
週末の人々がひしめく海岸沿いの反対側、比較的静かな方に移動してみたら、波打ち際を走るハクセキレイを発見。
ただひたすらタカタカと走るので、私も走って追いかけた。
波打ち際で遊ぶハクセキレイ
かけ足の「足」がかわいい・・・
とても楽しそうです
見上げると青空にヘリコプター
沖に浮かぶユリカモメらしき群れを発見したのでカメラに収めたら、端っこにシンデレラ城が写っていた。
そうか。すぐそこはディズニーランドだった。
昔、『魅惑のチキルーム』なる、めちゃめちゃ人気がないアトラクションがあったんですけどね。いつのまにかなくなってしまいました。『ミッキーマウスレビュー』、『カントリーベアジャンボリー』と並んで疲れたときの私の避難場所だったんですけど。
と思って調べてみたらまだあった。
誰だ、なくなったと言っていたのは!!
たぶんユリカモメの群れ(角度修正したら黄色い枠ができちゃいました)
ユリカモメの休憩
変な木(おまけ)
だいぶ歩き回った。そろそろ帰途につこうと思った。
せっかくなのでまっすぐに駅には向かわず、ぐるりと遠回りして再び鳥類園を通り抜けて帰ろう。
まずは鴨たちの池に到着。一羽に狙いを定めて池にカメラを向けたら、突風が吹いてきたと同時に対象がいきなり飛んだ。
いきなり飛んだので驚いてぶれてしまった
池のほとりに落ち着きのあるハクセキレイを発見。
先ほどの波打ち際を遊んでいた子とは大違いである。きっと大人なのでしょう。
落ち着いたハクセキレイ
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