釧路へ
*** 野生の丹頂鶴との出会い ***
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2007年12月22日より3日間YHさんのマイルで釧路往復旅行をしました。目的は野生の丹頂鶴を見に行くこと。YHさんは鶴の声録りに、私は鶴の姿を撮りに行きました。
 



北海道といえば大自然の他に食の楽しみもある。朝便だったため朝食を摂り損ねた私たちは空港で早速、海産物ブランチで空腹を満たすことにした。

どの売店にも今年話題となった『白い恋人』の宣伝ワゴンが置かれているのが目につく。売り切れ続出で現地北海道でもめったに手に入らないと聞いていたが、解消されたのだろうか。
ワゴンをのぞいてみると、何と全ての店のワゴンに「本日入荷した白い恋人は完売しました」と書かれた札が置かれていた。

時刻はまだ午前10時。あの噂は本当だったのだと実感した。
 
ウニ、イクラ、カニの三色丼


レンタカー会社に向かう車の中で、釧路は山が遮るのであまり雪がつもらないこと、今年は特に根雪すら残らないことなどを伺った。私も質問したいことを尋ねてみる。
「この辺りにキタキツネはいますか?」「たくさんいますよ。キタキツネの他にもシカがいます。シカの交通事故が非常に多いです。」(やった!キタキツネやシカに会える)「クマはどうですか?」「クマはいません。」
クマは他の地域にいるらしい。その他、釧路で有名な和商市場では必ず生のカニではなく茹でたカニを買うこと(捕れたカニは餌を食べなくなるから身が痩せてしまうらしい)、定価では絶対に買わないことなどをアドバイスされた。

レンタカー
 


手続きを終えてオフィスを出ると、釧路の冷たい空気が膚を刺した。YHさんの録音用機材を多く積んだレンタカーが、野生の丹頂鶴が生息する釧路湿原の方角に向かって走り始める。

丹頂鶴観察ポイントのひとつ、鶴見台近くの平原で、私たちは早速、数羽でたたずむ野生の丹頂鶴を発見した。

鶴見台を訪れていたツル
 
オスとメスが鳴き交わし、傍らに若鶏がたたずむ
 
鳴き交わし、続き
 
この場所には毎日餌が撒かれる
 
餌をつつく
 
真中のツルのクビに注目!
 
飛んで来た!!
 
優雅にダンス
 
電線が気になる
 
優雅な飛翔です
上空に舞っていた
 
ツルの餌付け場所は鶴見台だけではない。私は早速、次のポイントへの移動を申し出た。第一日目は様子見なので、なるべく多くのエリアを見て周りたいのだ。

YHさんの運転する車に乗るのは今回が初めてだったので、最初は多少不安だった。実際は本人の申告通り、不注意な運転ではなかったので、この頃はもうすっかり安心して、隣でキタキツネやシカの姿を探すことに熱中できた。

熱中している割には私は視力が良くないので、何かを見つけるのはいつもYHさんだ。

「あっ!!今何かが道路を横切った!!」「どこどこっ?!!キタキツネっ?!」
しかし私が前方に目を向けたときには毎回、既にその『何か』は消えうせた後であった。

次の観察ポイントは伊藤サンクチュアリという餌付け場所で、近くに野鳥の会の建物がこじんまりとあった。トイレをお借りした野鳥の会ではカワセミや丹頂鶴の小物が売られていて、かなり気になった。暖かい屋内からは丹頂鶴たちはあまりよく見えないが、代わりに屋外に配置された餌箱にやってくる数々の小さなトリたちを観察することができた。

キツツキ然とした子は
 
何さんかよくわかりませんが(シジュウカラちっくだがノーネクタイ)
 
相当かわいいです
 
「あれは何だ?モズ?」ファインダーを見つめながら独り言を放つ。「モズじゃないなぁ。」
YHさんはトリにあまり詳しくないのでわからない。「モズっぽいんだよね、でも顔が違うし。」ぶつぶつ言っていると野鳥の会の人が「あれはシメですよ!」と教えてくれた。

悪人面のシメ
 
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